人気ブログランキング | 話題のタグを見る

人生いろいろ…かな?

 遂に、か…。
 何かにつけて牙を剥いてドンパチをやっていたのを、パートナーにいさめられて少しずつ「大人の対応」ができるようになってきたと思っていたのだが、「三つ子の魂百まで」はまことに正しく、堪忍袋の緒を切れ味の悪いカッターでギシギシと切ってしまった。
 昨年5月、同僚がちょっと仕事場と揉めた。あることに関して不明を質したところ、すでに通告済みだと一蹴され、挙句、契約に違背していると言われた。
 それから以降のパワハラめいたやり方はひどいもので、元々もろいところのある彼に鬱の傾向が出てきた。そして毎夜の電話は長いときには2時間以上に及び、危うさを感じていたボクは、ただ聞いてやるしかなかった。
 逆襲のチャンスが来た。2月の給与が支給日に振り込まれなかったのである。25日の午後に電話があり、「まだ、入らんぞ!」。「2月はいつものことだろ?」と答えると、何と彼には初めてのことだと言う。では昨年、一昨年の遅配は一部の人間だけだったのか?
 ボクは、立ち上げのときからの関わりと、年が明けると財政面がきつくなる業種の性格上、「まぁ、仕方ないか…」と追及せずにいた。もっとも、同僚のようなことがあって、「契約」がどうたらと言われたら、切り返しのカードとして手持ちにしておいたほうが良いからという思惑もあった。
 26日に出勤すると、ケースの中に1枚の紙ペラが入っていて、今回の遅配についてのいい訳めいた言辞が書き連ねられていた。それに記された期限の3月3日、振り込まれていない。5日まで待った。ダメ。
 6日の朝、立ち上げのときにボクに話を持ってきたNo.2に電話を入れた。
 「何の電話か分かるよな…」。「……」。
 長い沈黙の後、ちょっと震える声で、「これから出勤しますので、こちらからかけ直させていただいていいでしょうか?」と…。
 1時間後に電話が来た。まぁ、資金ショートに至った経緯はボクらが予想していた通りで、ヤバかった年も安穏とやってきた結果であった。古くからいる連中や年かさの連中の、進言や提言を無視してきたのも原因の一つに挙がる。
 7日の午後、いつもより早めの「定期便」が入った。「融資元が確定して10日に入るらしいんだ。そして15日に『全体会議』だと…」。本来の予定では会議の日程は8日。カネの目処がつかない時点では会議の紛糾が目に見えているから、そこがクリアされることが分かって1週間ずらしてきたのだ。「でな、最後にこうあるんだよ。『会議の終了後、新宿で懇親会を執り行います』…」。これでキレた。
 カネの工面がうまくいった矢先に、またムダなことにお金を使おうというアキレはてた性根はどのようにして醸成されたのか?今回の融資は5月に大阪にブランチを開設することも含めての融資であるという。しかし大阪への進出に関しての様々な問題はクリアされていない。正直な感想として、大阪に出すということを餌にしてカネを引っ張ってきたとしか思えないのだ。 だから無理やり大阪に進出してこれまで通りのことをやっていれば、今度は秋にはショートしてしまうだろう、とボクらは予想している。
 そんなこんなを耳にしていたパートナーがケツをまくった。「アンタ、もうやりたいようにやってきて。余りにもふざけてる。実入りが少なくなっても今年は我慢しよう」と…。
 久しぶりに血が騒ぐ。15日、ちょっと暴れてやろう。疑問点や是正しなければならない点を提言し、それについてきちんとした回答がなされなければ、あっちゃこっちゃといろいろ攻め立て、向こうが壊れるか、こちらが潰れるかの大勝負だ。
 「メール魔」である同僚から伝え聞いたと、若い仲間が電話して来た。「ハッシー!さんの暴れっぷりを見るために15日は行こうかな?」。「何言ってんだよ。『自爆』かも知んないぞ」と答えると、「いや、そうはならないですよ。向こうに落ち度あり過ぎ…」。
 実はこの彼も、向こうの人間からのパワハラに悩み、この4月からは新天地へ旅立ちを決めたのである。その最中はやはりひどく落ち込み暗かったのであるが、お茶を飲んだり昼食を共にしたりする機会にいろいろ話を聞いてやって、「決めました」と報告があったのは8月の末だった。「ハッシー!さんが背中を押してくれたから、抱えていた不安も解消しました」、と…。
 まるで心理カウンセラーか心療内科の医者みたいなことばかりやっていたこの年度だが、締めくくりは…。
 周りに煩わされずに毒を吐き、のんびりとチョウチョ採りをやるという「安穏」な生活に埋没しようと思っていたのだが、それを許さないのがもって生まれた「性」だったとは…。
 
by luehdorf | 2009-03-09 12:24 | 酔っ払い
<< ズルズル… 擬態は…? >>