採り屋育成プロジェクト始動

 9月からこっち、ちょっと頼まれたものだから小6の男の子の勉強のお手伝いをしている。いまどきの、ゲーム三昧で感動の薄い子でないというのが、「やってみようか」という気になった理由である。
 その子が、引越し以来2年余り、前の部屋とのキャパシティの差で物が片付かず、物置同然のボクの部屋に興味を示す。初めは本棚の図鑑類を、「こんなのがあるんだ!」と見ていたのだが、ガラス戸のついた書棚に置いてあった展翅板を目にして、「ギフチョウだ!」という。「何でギフなんか知ってんの?」と聞くと、自分の持っている子供用の図鑑で見て覚えていたのだという。こりゃ脈があると思い、標本箱を引き出して見せてやった。
 ミヤマカラスの春型を見て、「図鑑よりもきれいだ」と感動し、ミヤマモンキのド完品メスのピンクの縁毛に目を輝かせた。
 以来、勉強が終わって父親の迎えが来るまでの間、ボクの図鑑やチョウチョの写真集をあれこれと見るのが習慣になった。「採ってみたいか?」と聞くと、キラキラとした目で肯く。そして自分できれいな標本を作りたいとも…。
 約束した。首尾よく合格したなら、来年の4月、父親の実家である新潟県の三島町(現長岡市)でギフチョウを採ろうと…。そして合格祝いには、如意棒とネットと三角缶をプレゼントすることを…。
 金曜日の夜、「週例会」と称して寄る「鳥かつ」で父親と会うと、「いやぁ、お願いしてよかったですよ。急に変わりましたもの…」と言われた。チョウチョに興味を持ち、それを採りに行くということが励みになっているのだと…。
 手段はどうあれ、少しダレた気分になっていたのが引き締まったのならそれはそれでよし。またこちらだって「採り屋」を一人増やせそうなのが嬉しい。
 入試は2月の頭である。あと2ヶ月余りの間にきっちりと洗脳するつもりだ。もちろん、勉強が主だけれども…。
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by luehdorf | 2008-11-22 02:29 | チョウなど | Trackback | Comments(2)
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Commented by カトカラおんつぁん at 2008-11-25 19:14 x
私の日記への書き込み、どうもありがとうございました。
また、ハッシーさんの日記を読めそうで楽しみです。

子の子供に限らず、本当に興味をもつこと、それを実行に移していくことが体験できることは、受験とともに得難い経験になると思いますね。

きっと受験も成果を出せるのでは。結果もですが、虫を
介して、大事な時間を過ごせたことは、何ものにも代え難い大切なものだと思います。しっかり、しごいて良い結果を出されます様、祈ってます。
Commented by luehdorf at 2008-11-25 22:49 x
何の気なしにあそこへ入り込んで、おんつぁんの日記を見つけてビックリしました。
これで色々な所でお話できると思うとちょっと嬉しくなります。
斎藤兄弟については、七ヶ浜に住むKが、「小牛田の『M林』の息子だって…」と言っていたんです。
北大昆研OBの写真家、渡辺康之さんとも和賀岳で出会っているらしく、築地書館の「高山蝶」に弟さんの名前が出てきます。

いま面倒を見ている子、感動をきちんと表現するんです。一番は親御さんの育て方、接し方なんでしょうが、ともすれば受験勉強の過酷さに無表情で無感動になる子の多い中、珍しいなと思ってつきあう事を決めました。
ボク自身が新しいことを学ばされてもいます。
若返りましたぁ~!
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