クジラが食いたい

 ある方のブログを覗いたら、「塩クジラ」という立看板の画像があった。無性に食いたくなった。東北生まれのボクとしては、赤身の味噌漬けをフライパンで焼いたものが一番。漬け床である味噌をこそげ、これを肉から出た油と併せてちょっと焦がしたものがまたご飯によく合うのだ。
 商業捕鯨の一時停止は1982年に採択され、あれから四半世紀になる。もう大丈夫でしょう、少しぐらい捕ったって。以前読んだ本によれば、調査捕鯨で捕ったミンククジラの胃袋からはイワシやアジの稚魚がごっそりと出てくるとか。そしてこのクジラはどうも82年頃よりも2倍の個体数に増えているらしい。クジラは海洋生態系における食物連鎖の頂点にあるはずだから、彼らの個体数を制限する術は、いわゆる「間引き」しかないだろう。そうしないといずれ我々が魚を食えないということになりかねない。何せ体長で我々の5倍くらいということは、体積にすればその3乗の125倍になり、単純計算で1頭がヒト125人分の魚を食ってることになるから。さらには、最大の哺乳類であるシロナガスクジラの増加にブレーキをかけているのもミンクだという。なぜなら食い物が共通するから…。そうあのガウゼの「競争排除則」が具現されているのだ。ガウゼは餌が競合するゾウリムシとヒメゾウリムシを混合飼育したら、ゾウリムシが駆逐された実験から、同じニッチの生物は増殖率の高い方が勝つということを言った。ヒメゾウリムシはゾウリムシよりも体は小さいのだが増殖率が高く、捕食の競争でゾウリムシがかなわないからである。南氷洋でのミンクとシロナガスにも同様のことが生じているみたいなのだ。
 先年、ノルウェイがIWCを脱退して商業捕鯨を再開した。そろそろ日本も「情緒的」にクジラを捉えるアホな諸外国の説得などあきらめて、捕鯨を再開すればいいと思う。大体クジラを捕った事も食った事もないアフリカの国々の人がどんなデータを持ってるわけ? どっかの大国が、自分達の国の影響力を増すために途上国に資金投入し、穀物作れ、家畜飼えって言ってる結果でしょ。でも穀物を育てたり家畜を育てたりするのに適切な気候条件のとこばっかりじゃないでしょうが。そういうところじゃ、やっぱり今存在する自然資源を活用していくしかないんだって。それの適正活用のためにお金を使いなさい。アマゾンの流域の森林を伐り開いて何かのプランテーションをやろうとしたって、年間3000㎜を超える降水量で表土や土中の養分が流失する所じゃうまくいくわけがないでしょう。大量に肥料や農薬を投入すればアマゾン川の富栄養化や水質汚染だって懸念される。
 かつていっぱいクジラを捕り、肉は食わずに油ばっか利用してた連中に余計なお節介は焼かれたくない。日本の食文化の維持のためにもクジラを捕れ!
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by luehdorf | 2007-02-04 13:55 | チョウなど | Trackback | Comments(0)
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