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今年もまた…

9月半ば、知り合いからメールが…。
「急に人が欠けて困ってるところがある。ペイは高くはないが助けてもらえないか?」。
「こっちの空いてる日なら構わない」と返事をすると、早速先方から連絡が入り、「10月から入ってくれ。そちらの都合のよい日で構わないから…」と…。
これで決まった。月曜日、朝一でその阿佐ヶ谷へ出向き、午後は池袋に移動してこれまで通り、それが終わったら阿佐ヶ谷へトンボ帰りして夜11時まで…。土曜日も朝一で阿佐ヶ谷、一度帰宅してこれまで通り埼玉・川越へ…。
当初、これらをみな自転車でやっつけるつもりだったが、月曜日の移動総距離が50km弱、土曜日の川越も片道30km弱ということで、飼育係から「オーバーワークになるからよしなよ」と…。そのため、土曜の阿佐ヶ谷往復だけを自転車にした。何せ週100kmのノルマ達成のため…。
自転車で動くことに体は順応していったのだが、別の面でオーバーワークの要素が発生した。引き受けた阿佐ヶ谷の仕事、まず前任者の後始末がこれ大変なのである。そして暮れから年明けにかけての企画がハードで、そのための資料作成に追われ始まった。暇な時間にwordとのバトルである。おかげでN様や i 様のブログへのカキコも滞る始末である。少しばかり煮詰まってきたので「釣り+新ソバ」による精神の解放を企てた。

朝、「もう7時になるよ」と飼育係から声をかけられて飛び起きた。「まずい、釣りの時間が…」。慌てて仕度をして家を出たのが8時前だった。途中で朝食をとったりしたので日立・久慈港に着いたのは10時、曇っていた空に太陽すら覗き始めている。完全な出遅れ…。
どういうわけか人が少なくポジションだけは確保できた。3本のパックロッドを適当に投げて一服する。10分ほどで最初の当たりがあり、大きい(18cm)ハゼが釣れてきた。「幸先いいじゃん…」。そして次は手のひらサイズのマコガレイ。
これを見た飼育係が車を降りてきて、「わたしも…」と言うなり竿を1本持っていって投げ始めた。手持ちで5分ほど、「全然当たらないんだけど…」とボヤいた矢先に「アッ!」と言って合わせをくれ、やはり手のひらサイズのカレイが…。その後チョコチョコとハゼやカレイが来るのを楽しんでいた。
そのうちにギャラリーが一人。午後の乗り合い船を目当てにやってきて時間つぶしに覗きに来たのだと…。「練馬ナンバーだけどどこから?」と問うから、「板橋です。東上線の上板橋」と言うと、「あれ!私、駅の南側です」と…。地元の飲み屋の話なんかで盛り上がりながら竿先を見ていると小さく当たっている。「ちょっと聞いてみますか」と合わせをくれると軽い手ごたえが…。「あぁついてます」と言ってリールを巻くと、急に重くなった。結構底ゴミが引っかかる所なので食ってからゴミに潜ったのかと思ってそのまま巻き上げた。すると強い抵抗をして底に刺さっていく。竿のしなりを見て、2人して同時に「デカイ!」。
2度ほど突っ込んだのをだましながら揚げてくると平べったい茶色が見えた。水面近くでまた突っ込みにかかる。「タモお願いできますか」と言って寄せてくるとさすがベテランである、きっちりと頭からタモ取りしてくれた。「重いよぉ~」と言いながら陸に揚げ、「いやぁ、いいものを見せてもらいましたよ」と…。
33cmのメス(さばいたら卵が入ってました)のマコガレイ。またやっちゃった。
恐らく i 様からはまた、「そんな時間に行ってこんなものを釣るのは不届きである」とお叱りを受けるだろうけど…。でも釣れちゃったんだもの…。

午後2時前に餌切れとなってゲームオーバー。
カレイ7枚、ハゼ10尾、アイナメ4尾。リリースしたカニとメゴチで五目達成!
煮詰まりを一気に解消する釣果でした。

あっ!ソバもいい店見つけました。

今年もまた…_e0100711_126498.jpg


(2010.11.7 日立市久慈漁港 マコガレイ 33cm)
(体表のまだら模様は、クーラーの中でその他の魚が乗っかった所にメラニン色素粒が集まってこうなったようです。さばきにかかるときに黒のプラ板に載せたら全体が一様に黒くなりました)
by luehdorf | 2010-11-08 01:37 |
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