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子育て…

休日、落としたてのコーヒーをポットに詰め込んだだけで早朝から出かけた。朝食と休憩を兼ねてPAに入り、手洗いに行った飼育係を待ちながら、外のテーブルで弁当を食べている家族を見ていた。2、3歳の男の子とその両親、そして祖父母の5人連れ。多分祖父母は父方。そう推理した訳は以下に…。
食事中、男の子がテーブルの上にあった紙袋を丸めたヤツを投げ捨てた。向かいに座っていた母親は「拾いなさい!」と叱った。男の子は拾わない。そこへ「食べてからでいいよね」と祖母の助け舟が…。瞬間、「あぁ、やっちまった!」と思った。
結局拾ったのは憮然とした顔の母親。もし母親と祖母が実の関係だったら、「お母さん、甘やかさないで…」となったと思うのだが…。
それはそれとして、子どもを育てる上での重大なポイントが表れていると思った。
多くの祖父母が孫に対して寛容というよりも過度に甘やかしているような気がしてならない。そういえば誰かが言っていた、「孫ってのは無条件に可愛い…」と…。可愛いのはいいけれどわがまま放題にしておいて「アホ」にし、後で痛い目にあうのはその「可愛い孫」であり、笑いものになるのが自分の息子や娘であることに、どうして気づかないのだろうか?
ボクも似たような経験がある。20年ほど前、帰郷して食卓を囲んでいるとき、姪と甥の箸の使い方がおかしい。ちゃんとした使い方をしなければダメだと言うと、おフクロが口を挟んできた。「何も食事のときに言わなくても…」と…。
瞬間にキレた。そして、食事以外に箸を使うことがあるのか? またわれわれの小さいときに箸の持ち方をうるさく注意したのはどこのどなただ? と問い詰めた。父親が味噌汁を噴き出しそうになってむせながら、「母さん、アンタの負けだ…。オレもそうだしアンタもなあなあでこの子どもたちと接してきてたから…」ととりなした。
その後、離れの親父の部屋で呑みながら、飼育係に「おフクロのあの変節は許せねぇ~!」とか息巻いていると、「いやぁ、まいった」と父親が頭をかきながらやってきた。そして親が間にはさまっているのをいいことに、孫に対して無責任であったと語った。初めて親父がボクに頭を下げたときだった。
仕事との絡みもあるのだが、このことがあって以降、祖父母と孫の関係の観察がボクと飼育係のルーティンワークになった。
そんなボクらが祖父母的対応を迫られることになった。甥っ子の娘たちが我が家に出入りし始めたからである。本当の祖母は飼育係の妹。この方典型的な「甘いバァバ」である。甥っ子の嫁さんは結構厳しくしつけているようなのだが、上の子は旗色が悪くなるとすぐに祖母のもとへ逃走するのだという。そんなことを耳にした飼育係が我が家の対応をどうすべきか尋ねてきたので、こっちの判断は先に送って、父親や母親がどう言っているのかを聞き、それに合わせていくのがいいのではないか。そして父親や母親の言うことがこちらの基準と大きく違っていたら、ウチはこうすると甥と嫁さんに伝えればいいのではないかと答えた。
現在までのところ、このやり方で子供たちがウチを嫌がる様子はないし、嫁さんも自分の意向通りにダメ出しをするボクらに安心しているようだ。
まぁ、こうやっていても、あの子たちがどんな人間になるのかは神のみぞ知ることだが、「バァちゃん子は三文安い」にだけはなってもらいたくない。
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by luehdorf | 2010-10-25 00:42 | いろいろ | Trackback | Comments(10)