車窓から…

9月からこっち、山梨・甲府での仕事が入り、週一で通っている。
新宿から乗った電車、八王子を過ぎてからの景色に既視感がないのに愕然とした。日野春、入笠そして松本とその北、チョウチョ採りではずっとこの線に乗っていたはずなのに…。
上野原の辺りで気がついた。いつも新宿を深夜に発つ夜行列車ばかり使っていたからだった。
朝の新宿を発ったのはただ1度だけ。寮でお世話になったSさんが結婚をするというのでお呼びがかかって塩尻まで出向いたときだった。でもそのとき、朝が早いものだから徹夜で積木遊びをし、そのまんまスーツだけを着て乗ったんだっけ。だから発車するかしないかのうちに眠ってしまい、目覚めて時計を見て焦った。塩尻の到着時間の5分ほど前なのに妙な谷間を走っている。後部4両が辰野で切り離しになって名古屋方面に向かうことを知らなかったのだ。慌てた。次の飯島で降りて上りに乗り換え、急行券のチェックに来た車掌に事情を説明して、“誤乗”ってことで急行料金の支払いを免れた。式場にはホントぎりぎりに着き、Sさんの同級生で、同部屋でお世話になったHさんに「どうしたんだよ。どこかで迷子になってんのかと思った」と案じられたっけ。
そんなだから、車窓を流れる風景はとても新鮮なものだった。
大月近くになって左を流れる桂川は結構な川幅のある川だし、笹子トンネルに向かう登りではR20とクロスして、大好きな蔵「笹一酒造」をはっきりと見ることができる。(そういえば新酒フェアのお誘いの葉書が来てたなぁ…)
トンネルを抜けると中央道ともクロスして北寄りに進んで塩山に着く。この後の甲府までがなかなか楽しめる。山梨市と石和温泉の間、高い建物がないと南の方向(御坂山地あるいはその前衛?)に、地理で習った『扇状地』をしっかりと見ることができるからだ。谷筋が盛り土をしたかのようになっていてそこに集落ができている。扇の要の部分にも家が建っている。確か堆積物は河口付近とは異なる“礫(小石)”だから水はけはとってもいいはずで、てっぺんに近い家なんかは、上水道が通る前はどんな方法で水を確保していたのだろうかと考えたりして…。
新宿・甲府間120km強を1時間30分もかかり、その間禁煙を強いられるのがちと苦痛ではある。しかし、エキナカのド・トールで買ったLサイズコーヒーをゆっくりと楽しみながら景色に目をやるのもなかなかいいものではある。

明春からの継続も決まった。仕事は夕方からだから、朝早く車で出れば、ほぼ半日はチョウチョ採りができる。大菩薩や昇仙峡の奥はもとより、県境を越て入笠にだって…。
山並みが見えなくなると、そんなことを考えながら電車に乗っている。
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by luehdorf | 2012-10-18 00:39 | いろいろ | Trackback | Comments(2)
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Commented by itsuki at 2012-10-19 08:31 x
え~・・・・・・
週一で甲府まで通勤ですか・・・・・・!
大変ですね

大月は以前・・・80年代前半の頃 tsuisouでホソオチョウの産地として
紹介され話題になりましたね
今では名古屋市内の庄内川河川敷でも見られるぐらい増えました
やはり「外来種」は強いですね・・・・・・
Commented by luehdorf at 2012-10-20 22:25 x
itsuki様
電車の時間に合わせなければならないことと、中で全くタバコが吸えないのがなんとも…。
新幹線のように喫煙スペースがあるといいんですけどね。

来年は朝早く車で出て、仕事までの間にあちこち出向いてみようと思います。平日ですから人も少ないでしょうし、どうも長野よりも“場荒れ”してない感じなんですよ。
とりあえず“櫛形”のヒメギフはどうだろうか?なんて…。
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