大きなお世話…

福岡国際マラソン、生で見ることはできなかったがニュースで見て驚いた。
川内優輝がまた日本人でトップ!
一昨年、箱根の山下りで学連選抜のメンバーとして走るのをチラッと見て、「学習院にこんなのがいるんだ」と思ったっけ…。そして今年の2月に東京マラソンで3位、大邱の世界陸上の代表になってしまった。
仕事を午前中だけやって後はトラックやロードを走ってる、アマチュアとは名ばかりの連中とは異なり、公務員の仕事をきちんとしながら練習時間を工面しているランナーだ。
本人が言う、練習時間が絶対的に足りないから、休日にレースに出ることでその不足分を補っているというのは理にかなっていることだと思う。それをまた、陸連のマラソン部長(大塚製薬の監督?)だとかが難癖をつけている。「レースを走り過ぎ」だとかさらには「タイムがどうたら…」と…。
おいおいちょっと待て、きちんとしたスケジュールでレースに合わせてきたはずの、テメェの子飼いの連中の不甲斐なさに対する反省はなしかよ。コーチもトレーナーもついていない環境で、手探りでそして自己流でここまでやったヤツをまずは褒めろって…。さらに自分らのやり方のどこかに綻びがあるんだってことにも気づかなきゃならないだろ…。
川内君のトレーニングの様子をTVで見たけれど、普段はクロカンを取り入れているようだ。不整地を走ることでバランスを崩したりすることへの対応を体に覚えさせることができるし、自然なインターバルトレーニングとなっている。女子のチームでこれを取り入れているところがあったけど、トラックでのタイムアップに繋がっていると聞いた。
大体、陸連って、駅伝やら何やらのブームで、岸記念体育会館に入っている団体で一番金のあるところでしょ? だったら、川内君に専属トレーナーでもつけてやってもバチは当たらないと思う。
本人の意地なのだろうが、あくまでも一人の“市民ランナー”としてオリンピックを目指しているようだが、それはそれで面白い。エライさんが余計な横槍は入れてはイカンと思う。
かつて女子マラソンがブームになり始めた頃、たった1回だけいい記録を出した若いオネェちゃんをオリンピックだとか世界選手権に出して何度失敗し、そしてそのコたちを潰してしまったのか?(あの頃いろいろ言ってたのは、メルボルンの三段跳び代表の小掛照二さんだったなぁ。去年だかになくなったか…)
川内君のメンタルはすごく強いように感じる。そして愚直なまでに一本気である。メダルなんて余計なことは言わずに、今回の結果だけで代表にしてやればいい。それは近代オリンピックの祖、ピエール・ド・クーベルタンの言ったこと、「オリンピックは参加することに意義がある」そのままであるからだ。
走る、跳ぶ、投げるという最も原始的なスポーツである陸上だからこそ、彼のような“一般人の代表”を産み出せるのだとも思うし…。
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by luehdorf | 2011-12-06 17:16 | スポーツ | Trackback | Comments(4)
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Commented by nomusan at 2011-12-06 22:38 x
複数のネットのニュースを読んだり、コメント欄があるのはその内容を出来る範囲で読んだりして得た範囲の情報をもとにですが・・・
素直に川内さんを応援したくなりますし、陸連の偉い(と思ってる)さんたちはこの人を代表に選びたくないような思惑が見え隠れしてますね。自分たちの(私的にはくだらない)面子にこだわっているようにしか思えませんね。陸連を含む己の存在価値がなくされるのがこわいのでしょうかね? それと、想像するに才能・資質的には川内さんより上かもしれない、セミプロの実業団の選手たちは彼ほどの真摯さが欠けてるのでは?と思ってしまいます。
本人も「この記録では選ばれないかもしれないし、出ても勝てない。」との思いからの東京マラソンへの出場とか・・・もちろん参加することに意義があるにしても出るからには結果を・・・との思いは素直に賞賛したいと思う私でございますよ。
Commented by K.M at 2011-12-06 22:43 x
普段の勉強で既にある程度基礎の力をつけたら、受験前はひたすら模擬試験を毎週うけて、反省点のみ復習し、また、模擬試験をうけるほうが、家で卓勉強ばっかりやっているよりいいと思います。時間配分や弱点がリアルに身につくし、受験前にまだ普通に詰め込んでいるのは後手後手に回っていると思います。よって私はレースに出て調整するってのは、すごく斬新ないいトレーニング方法だとおもいます。とくに駆け引きなんかはうまくなると思います。
ま、選考基準に不透明感が漂わないことを祈ります。
Commented by luehdorf at 2011-12-07 00:15
呑むさん様
代表選手の選考で訳の分からないことをやるのが、陸連と柔連です。
柔道の女子63kg級の上野順恵は、アテネの金メダリストの谷本に何度も勝ちながら、北京では代表になれませんでした。その理由は、「ヨーロッパスタイルのポイント稼ぎの柔道だから…」。
↓ の講道館のエライのが上野の師匠なので、北京の前に「週例会」で「おかしいだろ?」って言うと、彼も憤懣やるかたない感じでした。

マラソンでも、瀬古に責任はないのですが、ソウルの代表選考における不透明な部分がありました。あのときの中山竹通の言葉は、代表のために努力しているものの本気の叫びだったと思います。

>セミプロの実業団の選手たちは彼ほどの真摯さが欠けてる…
御意です。
恵まれた環境の中で“ブロイラー”になり下がっています。
少しオーバーワークになるとどこやらを故障したとか、とにかく基礎体力がないじゃん、て思わせることばかりなんです。
そんなに大事にしてないと走れないなら、走る必要はないと思うんですよ。
Commented by luehdorf at 2011-12-07 00:25
K.M様
体操で言いますと、試合通りの練習をするのが「通し」です。この「通し」、結構キツイものなんです。
試合という緊張感のもとと練習場ではまるっきり違うんです。
ですから、試合前には各種目、「通し」を3本とかやって追い込んでいきます。
川口君の小さな大会でも出ていくというのは、この「通し」に似たところがあると思います。
おっしゃる通り、相手がいるのですからレース中の駆け引きなどについてもチェックできるでしょう。
ボクはさらに、彼の場合は中盤でのラップの落ち込みの是正を考えていると思います。今回、40km以降の「あがり」は6分50秒とかで、優勝した選手を上回っています。ならば、中盤の落ち込みをなくせば自然にタイムはアップするはずですから…。

スポーツマスコミだけでなく一般メディアも注目する中、さすがに陸連も今度は不透明なことはできないと思うのですが…。
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