一昨年9月、「あること」を目標にして、それが達成されるまでブログを休もうと決意した。しかし道程は険しく、あとほんの僅かなのであるが「ライン」に到達しない。いろいろとアドバイスを頂戴するけれど、とにかく自分のやり方で目標を達成しようと頑張ってはいるのである。
それが為されないのに書いてしまうのはコイツのせいである。 10日、雨に濡れるのが嫌で歩きの少ないバスで帰ってきた。そして我が家の北側の公園を歩いていると、貧相な小さなエノキがあり、先っぽの葉にはは明らかな『タテハ食い』の痕跡が見える。踏み込んで葉っぱを引き寄せるといましたねぇ。胸部をちょっと浮かせ、頭は下げてうつむくようにしている。 そこで11日の昼間に出直して撮ったのが上掲の写真。大きさからいって終齢ではないかと思われる。 一昨年辺りから板橋でも見かけるようになり、今年は春型の真っ白いヤツを3度ほど見かけた。1ヵ月ばかり前には我が集合住宅の中庭を翔んでいて、日曜の買い物帰り、自転車で前を行く飼育係が、「変なアゲハだねぇ!」、「違うよ『アカボシ』だよ」、「えっ!あの『中井パーキング』で捕ったヤツ」、なんて会話を交わしていた。 昼前、たいしたことはないだろうとタカをくくって半袖で出向くと、シマカの集団が襲いかかってくる。そこで、携帯式の蚊取り線香をもち長袖で出直した。暑かったけど蚊は寄ってこなかった。 前日に見つけた木からは、若干小さめのがもう1つ。 そこで公園内のエノキを片っ端から探してみることにした。『タテハ食い』があったのは4本で、そのうちの2本に2つずつついていた。 道路わきに張り出した小さな株に小さなヤツが2つ…。 北側の入り口を入った脇に2つ。 エノキの葉っぱは夏の暑さのせいなのだろうか、元気がなく黄ばんでいるのが多い。それでもこの連中はしっかりとたかっている。「大陸起源」は生命力がたくましいんだなぁ。 一番大きいのは今年中に成虫になるだろうから、蛹化したら取り込んじゃおうかな。 まぁ、これでしばらくは退屈せずに楽しめそうだ。 #
by luehdorf
| 2015-09-12 01:27
| チョウなど
いきなりの梅雨明け、そして連日の猛暑。
連休に入る前日、飼育係が「今度の火曜日は仕事?」と。「先週で一区切りついたから休みだよ」と答えると、「涼しいところで少しのんびりしてこようよ」。 松本行きが決まった。土曜日曜とがんばって仕事を半分ほど片付け、月曜早朝に出発。 飼育係の指令は「とにかく涼しい所を選んで走れ」。 連休の最終日の下りはガラガラだから、山梨県警の覆面にだけ注意して須玉ICからR141へ入り、八ヶ岳東麓を北上する。 松原湖方面に入り、R299に合流して麦草峠へ。 ここの『麦草ヒュッテ』は暑さに耐えかねたときの日帰りの避難場所である。コーヒーを飲んだりアイスクリームを食べたりして2、3時間うだうだして涼風を楽しむ。8月になれば庭先をキベリが舞うし、裏の斜面をウロウロすればベニヒカゲもいるのだが、こいつを採るにはちょいとばかり人の目が…。 今回は目的地が先だからスルー。でも山歩きの人たちがやたら多く、有料駐車場は満杯で、無料の公共駐車場は車があふれて路上駐車まで。 蓼科、白樺湖経由で霧ヶ峰へ。考えることは皆同じなのだろう。ここも混んでいて、小屋で休憩しようにも駐車待ち渋滞が起きている。松本まで一気に走り、松本城近くの喫茶店で一息ついた。 結局その後は宿に入り、風呂とお酒。 翌日、涼しい中でさわやかに目覚めた。飼育係は前夜寝ついてから朝まで、全く目を覚ますことなく眠ったという。「久しぶりに熟睡できた感じ…」。前日までのゲッソリした様子が嘘のように消えていた。 雲がかかっていたので朝食後に少しのんびりして出発。「まだ太陽が出てないからいいよね?」。おいしいコーヒーを飲みたいとの新たな指令。最近はまっている『コメダ』はあるのか? 市街地を走って、趣の良い店でコーヒブレイク。 窓際の席で空を見上げていると、雲が切れて太陽が顔を見せ始めた。やっとこちらの時間である。 「そろそろ…」と声をかけ、GWのヒメギフポイントを目指す。途中、ゴルフ場との分岐でオオムラサキのオスが道路脇を低く滑空している。飼育係も気づいて「あんな低く翔ぶんだぁ」。 ヒメギフポイントを通過してさらに登り、尾根道に入って目的地着。 ヒメヒカゲがいいのではと思ったのである。 駐車スペースから西を望めば北アルプス。 4,5年前、台風の通過後に寄ったとき、見事な景観に驚いていると、監視員のオッチャンが「こんなにきれいに見えるのは年に数回。ほんとにいい時においでになったね」と。 頂上から東には諏訪湖。 この諏訪湖側の斜面に10年ほど前に入ってずいぶんといい思いをした。 西にはいないのだろうか。遊歩道を下ってみる。木道の両側の草原ではウラギン、ナミなどのヒョウモン類が乱舞している。 灌木が陽を遮るところで飛び出したのがウラジャノメ。 これ結構好きなチョウチョだから、もっと寄ってと思ったら、元気よく翔んで逃げていった。暗い林内を翔ぶときのあのダラシなさがない。 黒っぽいのがいるからよくみるとコヒョウモンモドキ。 よさそうな場所なのにヒメヒカゲは全く見られないので東へ転身。 斜面を下って草をかき分ける覚悟をしていると、途中の道に落っこっている何かのウ〇コで吸汁してるではないか。 行き交う方々が「あらこんなモノを食べてる」とか眉をひそめるものだから、地べたに這いつくばるのがはばかられ、遠くからそっと…。 よく見るとそこらをペタペタと結構翔んでいる。前回、斜面上は湖から吹き上げる風が強く、舞い上がってはすぐに静止するというヘタレな部分を見てしまっているので、元気よく翔んでいるのを見ると、ちょっと意外な気がした。 とにかく周辺で…。 裏展する気持ちがよぉ~く分かる。金色がかった裏面の派手さに比べ、表の何と地味なことか。 車からネットを持ち出したい衝動が湧いてきたのでストップ。 結構色々遊べて楽しかった。 帰途は塩尻峠側、R20へと下る。コンクリートを張った壁にエルタテハがくっついていたので、これは3つほど採らせてもらいました。 国道へ出る間際、オオムラサキの路上吸水を目撃。ずっと手前で見つけ「アレッ?」と言うと、「何か大きいのがいるよね」と飼育係も認識。10mほど手前で停車し、近寄ってみたらオス。ボクの影に反応して舞い上がり、道路に沿って下って行った。 ゴマダラでは見たことがあるがオオムラサキでは初めて。そうとう暑かったんだろう。 時間が早かったので高速を使わずに「道の駅」巡り。東京に帰り着いたのは21時過ぎだったが、ずいぶんとリフレッシュできたみたいで一安心である。 #
by luehdorf
| 2013-07-18 00:05
| チョウなど
7月2日火曜日。
前夜遅くまで仕事をしていたせいで、家を出たのが8時少し前。山手トンネルの4号線との合流が渋っている。 ラミーに切り替えた。 石川PAで飲み物だけ買い、現地着が10時。陽射しは強い。 20本ほど植えられているムクゲを1本ずつ覗き込んでいく。ざっと一回りしてダメ。今度は葉裏も含めて丁寧に見て回る。 いた!しかしすぐに脇のサクラの枝に翔ばれてしまった。 その後は飽きさせないようなペースで姿を見せる。何とか見られる画像が…。 幼い(10㎝程)のカナヘビが日向ぼっこをしていた。 餌待ちだったみたいで、この後、寄ってきた小さなバッタにアタックしたが逃げられていた。 昼過ぎに移動。良さそうな場所で叩いたりしゃくったり覗いたちするも不発。黒いアゲハでもと思ったがちょいと早いのだろうか…? 林道を下っていると、水溜りの縁で吸水しているのが見えたからブレーキ。車を降りて確認しようとすると、何ともタイミングが悪く、バイクが登ってくる。舞い上がったのは大きめのNeptis。この辺りならミズジの方である可能性が高いので、翔ぶ後を追ったが崖を登って行ってしまう。黒みが鮮やかだったんだけどなぁ。 車に戻ろうとすると道脇に小さなNeptisが2つ絡み合っている。離れたときの翔び方がコミスジではないから、ホシミスジかと思って見ていた。1頭が林床を低く翔びながら林の奥に入っていく。ホシミスジでもないようだ。残った1頭がサワラの葉上に止まったからカメラで引っ張って覗くと、何とフタスジ。 このコ、テリ争いだとあんなに元気に翔ぶの? 20年ほど通っているが、いつも上の方にばかり行ってるもんだから低い場所はおろそかになっている。 初フタスジ。 仕事の時間が迫っていたので15分ほどしかいられなかった。でも、3,4個体がこの場所を巡ってバトルをしているようだった。 来週、早い時間から粘ってみようか。 #
by luehdorf
| 2013-07-07 01:02
| チョウなど
夕刻、仕事をしながら聞こえてきたTVのニュースでは、関東甲信越が平年よりも15日早く梅雨明けだと…。
天気図をあまり注意していなかったが、停滞前線(梅雨前線)が本州上にデンと乗っているを見たっけかなぁ。 暑いはずだ。帰宅してシャワーを浴びようと思って洗面所に行き、鏡に映った顔は真っ赤に陽焼けしている。Tシャツから出ていた前腕もグローブの部分を除いて真っ赤っかである。幸い、いわゆる“サンバーン”にはなっていないようで、熱をもったり、ヒリヒリしたりはしていない。油断したなぁ。 勢力の強まった太平洋高気圧のせいだろうか、南西風がほぼ向かい風。行きは苦労した。ペダリングのスピードが上がらないから、早いテンポの曲を口ずさめない。バラードを色々と…。 そして唐突にヨット実習のことを思い出した。向かい風に対してはタッキングをしながらジグザグに進んでいけるのである。舵取りのスキッパーのタイミングに合わせて主帆の下にある腕木(ブーム)を自分と反対側に移動させ、舷側で艇のバランスをとる。いい風のときは本当に気持ちよく走ったっけ。 470級だとこのバランスをとるのに、マストから伸びたワイヤーをハーネスに引っ掛け、舷側から全身を乗り出す、いわゆる“トラピーズ”という体勢で行う。 ラグビー部のKと組んだ時だった。「ハッシーさん、元体操部ですよね。じゃぁ“トラピーズ”なんてお手のモノじゃ…」と…。「おっ、そうだな。じゃぁスキッパーは任せた」。 ところが2人とも初心者。風読みが全くできない。何とか拾った風で艇が傾ぎ、いよいよ“トラピーズ”の必要が出てきた。「行くよ」、「どうぞ!」。 足先だけを舷側に着け、カッコよく決まった。艇の傾きもちょうどよく、快走が始まった。 ものの10秒ほどだった。Kが風読みを間違えてあらぬ方向へ舵を切った。そうすると当然ボクの重さで艇は逆に傾く。「エッ?」と思ったとき、急に空が見えなくなって水中にいた。「K! 何やってんだよぉ」、「すんません」。ライフジャケットは着けていたけどしこたま海水を飲み込んでしまった。 実習の打ち上げ、「K、しょっぱくないヤツを飲みたいんだけど…」、「ハイ!」。隣で一生懸命ビールを持って来たり、水割りを作ったり…。 歌を歌ったり、昔のことを思い出しながらここまで行きました。 途中にあったこれが気になるもの。 以前、荒川区だか墨田区の工場跡地かなんかの湿地にこのトンボがいるんだと聞いたことはあるけど…。 守るったって、生態調査が行われてる気配はないし…。(区のHPにも具体的に何をやってるかはナシ) まぁ、ボクにとってこのトンボは永遠に“リュウグウヒメイトトンボ”ですし。 もう一つはこれ。 撮った場所はここ。 何年か前、P様が『若いネェちゃん』との東京デートの時に通ってるはずだが…。 走っていて気付いたのが、河川敷にはエノキがとても多い。このステーションでは大きめのヤツがきちんと囲われて…。 休憩をしているとき、この木の先にある小さいエノキからニイニイの声が…。姿を見たかったのだがそれは果たせず。 おまけで総武線鉄橋と首都高中央環状線のハープ橋を…。 残り4㎞は往復で30分もかからないのだが、少しばかり風にめげてしまったのも事実。 本日の走行距離53.5㎞。 #
by luehdorf
| 2013-07-06 19:26
| 自転車
毎週火曜日、1か月かけたがクロミドリの影は全くなし。時間に追われながらの帰途、道脇の小さなクヌギを叩いてみたらアカが翔び出した。
何とか証拠画像を…。 その前、周辺をうろうろしていると田んぼと休耕農地があった。 休耕農地ではヒョウモンが翔んでいた。 ウラギンスジ。 そしてウラギンの吸蜜。 「富士には月見草が…」と言ったのは太宰であったか。アザミにはヒョウモンが似合う。 面白かったのは、休耕農地の南縁はウラギンスジばかりで北はウラギンばかり。 こいつら「すみわけ」てるのか? あとはホントにン十年ぶりに出会ったハラビロ君。おぉ~い同輩! こちらは黄色が明るかった。若いのだろうか? おまけは玄関前の壁に止まってたこれ。ウンモンスズメだと思うんですけど…。 明日はこれまで通りに「あそこ」へ行くか、ラミーも考えて大菩薩方面に行くか。 最後まで迷いましょう。 #
by luehdorf
| 2013-07-01 14:08
| チョウなど
|
カテゴリ
以前の記事
2015年 09月
2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 01月 2009年 11月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 11月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 フォロー中のブログ
外部リンク
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
その他のジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||